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腰椎椎間板ヘルニアとは

椎間関節は一つの腰椎の下関節突起と、その下の腰椎の上関節突起で構成されていますこの椎間関節は背骨の動きの舵とり役を果たすと同時に、脊柱にかかる力の約30パーセントを受け持ち、さらに骨盤が前に傾斜していることによって腰椎が前にすべり出ようとする力に対して抵抗しています。

このため、二本足で立って動く人間は、椎間関節にいつも大きな力が働いています。椎間関節にも椎間板と同様に、老化現象が起こります。

椎間板のクッション機能が低下するにつれ、椎間関節の受ける力も増してくるので、老化はますます進みます。老化した椎間関節は、老化した膝関節と同じように、関節の炎症を起こして痛みを生じます。

脊柱の運動の舵とり役となる関節だけに、周囲の靭帯や筋肉も損傷を受けやすいのです。椎間関節が腰痛の原因となる根拠の一つとして、確聞関節に食塩水を注入すると、腰痛が起こるだけでなく、お尻から太ももの後方に痛みが起こります。

逆に、椎間関節による腰痛と思われる患者さんの椎間関節に麻酔剤を注射すると、腰の痛みがとれることも知られています。

このような事実から、椎間関節にも知覚神経があり、それが痛みの受容器として働くので、けがや老化などによって椎間関節に何かが起これば、それを痛みと感じることが最近明らかになっています。

椎間板にも神経あり、痛みの受容器があります。しかし、この摘みの受容器は椎間板を構成している線維輪のもっとも外側の部分にしかありません。

線維輪の内側や髄核には神経は見られないのです。従って、椎間板に何らかの障害が起こっても、かならずしも痛みは起こらないのです。

しかし、椎間板の老化が進んで、ひび割れが線維輪の外に広がって、腰に強い力が加わって線維輪の外側が損傷を受けた場合などでは、神経が刺激を受けて、椎間板の痛みが生じることになります。

また、老化が進んだ椎間板では、神経は線維輪の外側だけでなく、奥深くまで侵入するようになるとの説もあります。

なお、腰椎椎間板ヘルニアの症状で見られる椎間板のふくらみや、髄核がとび出して神経根を圧迫することによる痛みは、このような椎間板自体の損傷による痛みとは異なるメカニズムで発生するものです。